2022年9月21日、イギリスの科学情報会社が、将来ノーベル賞を受賞する可能性が高い研究者20人を発表しました。
ノーベル医学・生理学賞の分野で候補になったのは、東京都医学総合研究所、脳・神経科学研究分野長の長谷川成人さんです。
今回は、長谷川成人さんについてのwiki、経歴、出身大学や高校についてまとめました。
長谷川成人のwiki経歴プロフ!年齢や出身地は?
長谷川成人の出身大学高校まとめ
長谷川成人がノーベル賞有力候補に!過去受賞歴も!
長谷川成人のwiki経歴プロフ!年齢や出身地は?
現在、長谷川成人さんは東京都医学総合研究所に所属しています。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの病気の進行につながるたんぱく質を発見した功績が認められ、候補者に選ばれました。
年齢は61歳で、出身地はわかっていません。
現在わかっていることを次にまとめました。
名前:長谷川成人(はせがわまさと)
年齢:61歳
所属:東京都医学総合研究所、脳・神経科学研究分野長
以下、略歴です。
1986年 | 筑波大学大学院修士課程修了 |
---|---|
1988年 | 東京都老人総合研究所でアルツハイマー病の研究に携わる |
世界初 タウのリン酸化部位の同定に成功し博士号取得 | |
1993年 | 東京大学医学部脳研究施設助手 |
1995年 | 英国のケンブリッジに留学 |
1999年 | 東京大学薬学部講師 |
2001年 | 東京都精神医学総合研究所分子神経生物部門長 |
2011年 | 財団法人東京都医学総合研究所 認知症・高次脳機能研究分野 病態細胞生物研究室長(参事研究員) |
2016年 | 東京都医学総合研究所 認知症・高次脳機能研究分野 認知症・高次脳機能研究分野長、認知症プロジェクトリーダー |
2020年 | 東京都医学総合研究所 脳・神経科学研究分野 脳・神経科学研究分野長、認知症プロジェクトリーダー |
大学卒業後、化学系の民間企業に就職。
しかし、どうしても基礎研究に対する未練があり2年半で退職されました。
大学院時代の恩師にアルツハイマー病研究のパイオニアである東京都老人総合研究所の井原康夫先生を紹介され、アルツハイマー病の研究をすることに。
その後、あるシンポジウムがきっかけでイギリスのケンブリッジに留学します。
留学先のラボでは歴史的な発見の場に何度も立ち合いました。
世界で初めてアルツハイマー病のタウが試験管の中でできたということでNature誌に掲載されたことも。
その後日本に帰国し、数々の研究結果を発表されています。
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長谷川成人の出身大学高校まとめ
長谷川成人さんの出身大学と高校はどこなのでしょうか。
高校については情報があませんでしたが、大学は判明しています。
高校卒業後は東京農工大に進学します。
東京農工大の偏差値:50.0 – 62.5
〒183-8538 東京都府中市晴見町3丁目8−1
しかし、興味をもてなくて半年で退学しています。
その後、富山大学の生物学科に入りなおしています。
富山大学の偏差値:45.0 – 62.5
〒930-8555 富山県富山市五福3190
卒業研究ではホヤのATPaseの研究をし、より分子生物的な研究のために筑波大学大学院の修士課程に進みました。
筑波大学の偏差値:55.0 – 65.0
〒305-8577 茨城県つくば市天王台1丁目1ー1
研究室では、
- カビが産生するレクチンというタンパク質の精製
- そのモノクローナル抗体作製
- 基礎医学では抗体の作り方
を学びました。
この時の経験が、今の研究につながっているのですね。
医療の研究者になったきっかけは、高校時代の先生の話がきっかけだったそうです。
高校の生物の先生がDNAの二重らせんの発見でノーベル賞を受賞したワトソンとクリックの話をしてくれたのがきっかけでしょうか。
引用:テルモ生命科学振興財団
その時に、分子生物学がすごく面白そうだと思われたそうです。
そのため大学は生物学を専門にしたかったそうなのですが、先生からつぶしがきかないと言われ、東京農工大に進学されたそうです。
また、東京大学にて博士号(医学)を取得されています。
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長谷川成人がノーベル賞有力候補に!過去受賞歴も!
長谷川成人氏ら日本の3人 ノーベル賞候補 ALS研究などhttps://t.co/MwCh1FckXN
予想は毎年発表されており、過去に選ばれた日本人31人のうち、山中伸弥京都大教授ら4人がその後、ノーベル賞を受賞した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 21, 2022
ノーベル医学・生理学賞の分野で候補になった東京都医学総合研究所、脳・神経科学研究分野長の長谷川成人さん。
主に以下について研究をされています。
- アルツハイマー病
- パーキンソン病
- 筋萎縮性側索硬化症
過去受賞歴は、
- 2022年4月時実利彦記念賞 神経変性疾患における異常タンパク質の病変形成機構 公益信託時実利彦記念脳研究助成基金
長谷川成人 - 2015年2月平成26年度 東京都職員表彰 春風賞 (知事表彰)
長谷川成人 - 2008年10月日本認知症学会奨励賞(基礎部門)受賞 日本認知症学会
長谷川 成人 - 2007年11月2007年度 東京都知事表彰受賞 東京都
認知症研究グループ, 長谷川成人 - 1999年The Semenza Prize FEBS Letters
Masato Hasegawa, Michael Smith, Michel Goedert - 1995年Human Frontier Science Program, Long-term Fellowship Human Frontier Science Program
Masato Hasegawa
今年のノーベル賞受賞者の発表は、10月3日に医学・生理学賞が決まります。